特注スタッドボス使用時の筐体コストダウン設計について | 筐体ファクトリー
       
課題解決事例・VA/VE事例
特注スタッドボス使用時の筐体コストダウン設計について
概要

筐体やケース、カバー、キャビネット、シャーシなどの板金加工製品において、組み立てを行う際の締結部品として、標準外の規格やサイズの部品が求められる場合があります。設計段階にて標準品・標準サイズの部品での変更が可能であるかを検討を行い、変更が不可能である場合は板金加工製品に使用する部材を使用しての代表の検討を行うことが可能です。こういったVA・VEを行うことでコストダウンを行うことが可能になります。

  • BEFORE

    筐体やケースに代表される組み立てが必要な板金加工製品で、スタッドボスを使用することがありますが、求められるスタッドボスのサイズが、標準品以外のサイズ(例えば M 5 x15.5 など)である場合があります。この場合、特注品のスタッドボスを購入し、使用していました。特注品であるため、入手までの納期がかかり、筐体やケース全体のリードタイムに影響することもありました。また、特注品のスタッドボスを別途購入する必要もありました。

  • AFTER

    筐体やケースに代表される組み立てが必要な板金加工製品で、スタッドボスを使用することがあります。しかし、求められるスタッドボスのサイズが、標準品以外のサイズであるため、特注品のスタッドボスを使用することがありました。しかし、上図のような金具を製作、使用することでスタッドボスの代用を行うことができます。また、金具製作には筐体やケースで使用する部材で余ったものを流用することができるため、コストダウンを行うことも可能です。