筐体の長丸、長角の割付穴加工について | 筐体ファクトリー
       
課題解決事例・VA/VE事例
筐体の長丸、長角の割付穴加工について
概要

筐体に割付穴加工が求められる場合がありますが、その割付穴のサイズに合った金型を加工業者が保有していないため、複数回の穴加工(ニブリング加工)にて対応する場合があります。しかし、その場合、追い抜き跡(ニブリング跡)と呼ばれる加工跡が残ってしまいます。この加工跡を除去するにはバリ取りなどの仕上げ加工が別途必要でした。機能的に問題がない箇所の割付穴加工であれば、加工業者が保有する金型サイズに穴サイズを変更することで、余分な仕上げ加工を省略できます。

  • BEFORE

    筐体などの板金加工製品において長丸、長角の割付穴加工を行う際に、板金加工業者が保有していない金型サイズの割付穴加工が要求される場合があります。その場合には板金加工業者の所有する金型にて複数回の穴加工(ニブリング加工)を行うことになります。これによって追い抜き跡(ニブリング跡)が発生していました。そして、追い抜き跡(ニブリング跡)の補正のためには仕上げ加工が必要になるため、リードタイムが長くなり、これがコストアップの要因となっていました。

  • AFTER

    筐体などの板金加工製品において割付穴加工する際に、機能的に問題がない場合は加工業者の所有する金型サイズに合わせて穴サイズに変更することで、金型一発で抜き加工をすることが可能になります。これにより、従来は複数回のタレパン加工で発生していた追い抜き跡(ニブリング跡)がなく加工が可能になります。また、追い抜き跡(ニブリング跡)が発生しないため、仕上げ加工が不要になるのでリードタイム短縮、コストダウンが可能になりました。